けっこうすごいことが書いてある
恋愛術がどうこう以前にこの著者が慶應高校時代にどのような学生生活を送っていたかに関するエピソードが、かなり過激というか、よくぞここまで本当のことを書いたものだと感心しました。今の慶應生もそうなのかと思うと愕然とするというか。人の記号に対する感度や植民地支配あるいは文部科学省の教育政策など、なるほどと思わせてくれるくだりはたくさんありました。
恋愛の本質をズバッと
恋愛ほど無垢な善意や無意識な純粋さが美しいと勘違いされているものはないでしょう。
本来は福田氏が言うように支配・被支配の構造であり、どちらの恋愛物語に相手を取り込むかの「闘い」であるにも関わらず。
そこで「悪の」恋愛術が効いてきます。
意識的に戦略を立て、駆け引きを楽しむ。
恋愛が結局はエゴであり自己チューであることをしっかりと認識した上で、甘い夢を見るのではなく苦い現実の恋愛を精一杯楽しむ。
それこそが大人の恋愛というものでしょう。
素敵な大人になりたい方、見た目だけちょい悪オヤジを目指すのではなく内面からの「悪」を身につけたい方、読んでみられてはいかがでしょうか。
恋愛術ではないかなあ
他の方もレビューで指摘されていますが、「恋愛術」ではないように思えます。「恋愛論」の方が近いかなあ。福田氏もハウツー本を書くつもりはないと思うのですが。 「嫉妬活用術」の後に「恋愛上手な人というのは、嫉妬を非常にうまく隠しているというか、見せないですよね」と書かれると、じゃあ、どうすりゃいいのさ、と混乱してしまうのは私が恋愛下手だからでしょうか。個人的にはもっとスパッといってほしかった。「悪の読書術」がおもしろかったので読んでみたのですが、ちょっと物足りなかったです。
恋愛は、厄介で愉しい贅沢品
エピローグのサブタイトルの「恋愛は、厄介で愉しい贅沢品」、特に「厄介で」というのが、この本のポイントなのだとおもいます。「厄介」なことを面倒くさがる人には、恋愛は楽しめないということでしょうか。 恋愛においてもイギリス植民地の見事さ(自然の良港をもつという素材のよさに着目して、中国から奪い取った寒村に大投資をして、世界的な貿易都市「香港」を作りあげた)にならえという指摘には、なるほどと思ってしまいました。
きたいはずれ
私は期待して買ったのですが思ってたほどのものではありませんでした。はたしてこの本が恋愛術というところが疑問です。 著者の語り口もあまりいいとはおもえないですし。 著者のほかの本(作家の値打ち)などは楽しめましたが、 この本はあまりおすすめできません。
講談社
悪の対話術 (講談社現代新書) 悪の読書術 (講談社現代新書) 悪女の美食術 岐路に立つ君へ―価値ある人生のために (小学館文庫) 総理の値打ち (文春文庫)
|